国道8号線・中島大橋


襲う側の山賊が迫撃強襲を受るなんて
富山市・金泉寺付近
前のレポートでヒガ先輩と魚津までとんかつを食べに行ったことを書きましたが、左の動画を撮影した数分後に悲劇が起きました。
世の中いつ何が起きるかわかりません。
左の動画を撮影した金泉寺から飯野付近は、動画のとおり快調なペースで走れました。
豊田交差点を過ぎてから車の量が多くなり、徐々に法定速度を跨ぎ中島大橋を過ぎたところで40km/h〜50km/h位にペースダウンしました。

(動画でピコピコ聴こえているのは、レーダー探知機の警報音です。バイクじゃ風切り音とヘルメットで聞こえてません。)
中島大橋上
PM3:32
前方車両群のペースダウンにおかしいと思った次の瞬間、一斉に前方の車群が急ブレーキをかけました。
大型自動二輪免許を取得して半年弱、紺碧の山賊ことBANDIT1250Sを購入してまだ5カ月の未熟なライダーでありますが、急制動をかけました。
前輪フルブレーキ&後輪軽めのブレーキとまさに教習所どおりの急制動でありました。
車輪がロックせず、しかもコケずに前車に追突もせずにしっかり止まれたのは、自分のテクニックよりも一重に標準装備のABSのお陰です。
前車に追突せずに良かったぁと思った瞬間に衝撃が・・・!
左にこけそうになり左足で踏ん張りながら衝撃を受けた右方向を見たら後続の車両が接触して横を通り過ぎるところでした。
いわゆる多重接触事故でありました。
助かったのは、強運としか言いようがありません。
画像は、事故処理で右端に寄せて停めていますが、実際には、追越車線の左側を走っておりました。
追越車線の真ん中を走っていたらまともに追突されていたでしょうね。
山賊小破
さすがに事故直後は、気持ちが高揚していたのでしょうね。
1枚しかデジカメ画像を撮っていませんが、山賊の右側パニア・ケースに後続車が接触したのでいたるところ横一面傷だらけでありました。
自分が受けた衝撃の感覚からしたら大した傷では、ありません。
たぶんパニアケース自体強化プラスティックで、衝撃を和らげるバンパーの役目をしてくれたんでしょうね。
事故の原因
事故直後は、判りませんでしたが、多重衝突の原因は、何台か前方を走っていたどう見ても70歳半ばは過ぎているであろうおばあちゃんが運転中突然気分が悪くなって迷走蛇行を始め橋の上で急ブレーキを踏んで停まったために起きたことが原因で一斉に急ブレーキを踏んだようです。
事故処理が終わりどうみても事故とは関係ない車が前方200m先に停まったままだったので、不審に思った警官が確認に行って判明しました。
せめておばあちゃん車に紅葉マークぐらい付けていたら違った展開になっていたかもしれません。
この事故で中島大橋付近は、1時間半にわたって渋滞しました。
ABSの差
我が山賊は、傷付きはしましたが、走行性能にも問題無く幸運でした。
しかし、ヒガ先輩のTL1000は、無事に済みませんでした。
明暗を分けたのは、ABSでした。
ABSの無いTL1000は、急制動でタイヤがロックしてコケて買い直した方が早いダメージを受けてしまいました。
ヒガ先輩も生活に支障のない若干の軽傷を負われた程度だったのは、不幸中の幸いです。
スピードが遅かったのとヘルメットやプロテクター入りのライディング・ウェアやブーツのお陰でありました。
この1時間前ほどに撮影した右の画像が、TL1000との最後の2ショットになりそうです。
費用的には、意外と重傷な山賊でした 
マフラーも
当初パニアケースの傷だけと思っておりましたが、事故処理後、自走して山賊の秘匿場所に帰還してよくよく見るとマフラーにも数カ所傷が付いていました。
エクボちゃんにもなっていない程度の微妙な傷です。
SUZUKI特装車
山賊購入店に電話でパニアケースとマフラーの修理見積をしました。
右の画像のとおり山賊のパニアケースは、GIVI製でありますが、SUZUKIのロゴ入りで車体色に塗った特別仕様車であります。
いわゆるメーカー在庫の売れ残りを破格値で購入したのですが、それ故にパニアケース右側1個だけでは、部品供給されずフルセットになるそうです。
バイクのマフラーも車と比べたら部品だと高くさらに納車時ガラスコートも施行しているので、まともに修理したら125ccのスクーターが買えそうな勢いであります。
思案中
自分でも変だと思うのですが、山賊の走行性能には全く影響の無いのとパニアケースの傷自体ワックスで磨けばたぶんほとんど目立たなくなる傷なので修理するべきか悩んでおります。
保険会社の関係で画像のとおり磨いておりません。
右側のパニアケース自体購入5ヶ月で乗り降りの際にライディングブーツで蹴飛ばして結構上の方に傷が付いております。
これが車だったら間違いなく修理していますが、バイクは汚れるもの傷付くものと恥ずかしながらすでに2度の立ちゴケを経験し悟っております。(笑)
新たなるバトルステージ
交渉
結局のところ事故後の処理は、加害者よりも保険会社とどのような解決方法で妥結するかの交渉次第であります。
上に書いたとおり修理(部品交換)するほどのことも無いと思いつつも一応こちらが100:0の被害者なので、このままにするのも奇異な感じがします。
何らかの妥協点が必要でしょうね。
4輪のコペンと違ってバイクは、これ以上カスタマイズする気もないので、社外マフラーに交換すら考えても居ませんでした。
やっぱり普段の足に修理費用の名目でアドレスV125G買っちゃおうかな。(笑)
冗談です。
歴戦の兵
BANDITの名前の由来は、直訳すると山賊ですが、今回の接触事故で襲う立場が後ろから襲われてしまったわけです。
いずれにしてもこんな程度でバイクを降りることなんて微塵も考えておりません。
今回の傷も含めこの5カ月で跳ね石でフロントカウルも傷付いています。
こうして我が山賊の傷を見ても歴戦の兵のように感じ、人車一体ますます愛着の湧いおります。
今回の件は、自分や山賊の強運を喜ぶとともに未熟なライディングの自分でありますが、今回の接触事故は、未熟なりに良い経験となりました。
あとは、ヒガ先輩の復活を願うばかりであります。




2009年10月15日 UP


END


       


 Vol−009