タイヤガーデン・高岡


あれ?   2011年5月16日(月)
レブ・リミッター
前の週に一応オーバーホールが終了し、数日慣らしを兼ねておとなしく走っておりました。
その間ハッキリと体感できるレベルで無かったんですが、なんとなく以前よりパワー感が無く、画像では判りにくいのですが、この2年余りリアバンパーが煤で汚れることが無かったのに煤汚れが目立つようになりました。
そこで試しに急加速を試してみるとなんとどのギアでも6500回転付近でレブリミッター作動したような振動が起こりレッドゾーンまで回らなくなっていました。
燃調
これまでの過去数年の経験では、ちょっと考えにくいのですが、オーバーホールによって燃調が大きく狂ったのかと言うことで実に2年ぶりにこの日の夜セッティング作業に出ることになりました。
右の画像は、2年ぶりに見たサブコンを調整するためのノートパソコンであります。
空燃費計
右の画像は、燃調セッティングに欠かせない空燃費計であります。
実際に走りながらこの空燃費計の数値を確認しながら各回転域やアクセル開度を変化させながらパソコンでサブコンの数値を調整するわけです。
結論から言えばこの日のセッティングでは、空燃費計の数値を見る限り異常がありませんでした。
逝ったのか?
空燃費計的には、異常が無く次に疑ったのが、2年半余り使用している右の社外ECUが壊れたのかと考え純正ECUに換装して試しましたが、やはり6500回転でレブリミッターが作動するような症状は治りませんでした。
搭載しているサブコンが壊れたのかと考えて店長が同じサブコンを持っておられたので、サブコンを載せ換えて試してみても一緒でありました。
原因不明なんですが、どこかに原因があるので調子悪いことだけは、ハッキリと言えました。
背水の陣   2011年5月21日(土)
クルコンムーブ
2002年に初代のオートマ・コペンを購入し、翌年には同じエンジンを搭載する画像のムーブを購入していたのでこの日いくつか簡単に脱着できる純正電子パーツを交換してみました。
ECUやサブコンが壊れてなかったので、純正の電子パーツが壊れていて燃料カットが入るのと同じ症状が考えられるとのことでした。
あらためて見るとコペンと同じ4発エンジンのムーブってかなり細部まで品番まで同じパーツを使っているんですね。
当たり前と言えば当たり前ですが・・・
CAMP2
この日の夜は、エンジンルーム内の純正電子パーツを数点交換し、ECUのデータを表示するHKSのCAMP2を使って数値を確認しました。
ちなみにディーラーが使用する車両診断機も使ってみたそうですが、ECUには、異常信号は、記録されて無かったそうです。
CAMP2で目視しながら確認しても数値的には、異常はなかったんですが、結局6500回転付近でレブリミッターが作動するのと同じような症状は治りませんでした。
部品取車   2011年5月22日(日)
しらみつぶし
この日は、ムーブから移植するのには、時間が必要なパーツを中心に作業をして確認しました。
ダイレクト・イグニッションすらコペンとムーブは同じものなのでこの日は、交換できる部品はしらみつぶしに交換されました。
ムーブを買った時から冗談で言っていたのですが、まさかこんなに早く本当にムーブが部品取車になるなんて考えてもいませんでした。
品番一緒(笑)
右の画像もはや何の純正センサーだったか忘れましたが、エンジンルーム奥のセンサーです。
コペンもムーブもまったく一緒の品番でありました。

疑わしきは・・・
ムーブと比較してエンジンルームのアクセル系のパーツにガタがありました。
このパーツは、脱着に使い捨てのガスケット類も必要なためムーブとすぐに交換できませんでした。
これが原因かもしれないと一縷の望みをかけてこの際、ダイハツにオーダーして後日交換することになりました。
ちなみにこのパーツ単品で純正ECUよりも高い価格で驚きました。
ある意味これがエンジンの心臓部なのかもしれません。

センサー類を中心にかなりの純正パーツを交換し、上のアクセル系のパーツを新品に交換してみても結局症状が改善されませんでした。
この週は、自分が体調不良で3年ぶりに日帰り手術を受けたり、日を改めてもう一度燃料セッティングに行けばセッティング用のパソコンが逝ってしまったりと踏んだり蹴ったりの数日が続きました。
いよいよもって店長さん打つ手ないと言った表情でありました。
閑話旧台   2011年5月28日(土)
プリンセス トヨトミ
1週間余りいろいろチェックされた果てに、この週末もう一度エンジンを開けることになりました。
(内容:省略であります。)
と言うことで、この日は公開初日のプリンセストヨトミを久しぶりに嫁さんと観てきました。
さすがは「鴨川ホルモー」と同じ原作者の映画です。
面白かったです♪
最後の出撃   2011年5月30日(月)
セッティング
大山鳴動してオチは、こんなもん。
エンジンをもう一度開けてアッサリと今回の異常な原因が判明しました。
と言うことで新しいパソコンにセッティング用のソフトをインストールしなおしてこの日の夜は、いつもの燃調セッティング・コースへ出撃しました。
異常の原因が判ってしまえば、当たり前のことですが、嘘のように異常振動が収まりました。
するまでもなく
燃調セッティングなんかするまでもなく2年前より使用しているサブコンのデータでMYコぺ2号さんは、絶好調でありました。
この数値が、MYコぺ2号さんにとってベストの数値ではないかもしれませんが、燃費もパフォーマンスも素直にネットで書けないレベルなので限りなくベストに近いベターなデーターだと自負しています。
2005年から数十回、何百時間も走りこんで作ったサブコン・データーであります。
終了
右の画像中央は、取り外したセッティング用の計測機器類であります。
この日は、結果としてセッティングに出ていた時間よりもセッティング用のパーツを取り外す方に時間がかかっておりました。
これにて今度こそMYコぺ2号さんのオーバーヒート騒ぎから始まった第8次改装が終了であります。
大団円   2011年6月1日(水)
3ショット
この日の夕方まっちゃんとタイヤガーデンでお会いしました。
ゴールデンウィーク以来であります。
コペン2台の横にこの騒ぎの中2週間余り久しぶりに代車で乗った店長さんのカプチーノとの3ショット画像であります。
カプチの中間加速の気持ち良さは、コぺンでは味わえないフィーリングでありました。
カプチは、20世紀平成の名車であります。
こんなオチ
今回の改装でかかった費用を精算していただきました。
第8次改装と言っても腐食したリアピース(マフラー)を交換したのが一番の高額パーツだと思っていたのですが、結局今回の異常と関係が無かったアクセル系の純正パーツが一番高いパーツでありました。
何が異常の原因だったかと言えば、ゴールデン明けのオーバーホールで、右の画像の枠の部分を組み直す時に1コマずれていたそうです。
「たかが1コマされど1コマ」
普通1コマずれていたらエンジンさえかからないそうですが、エンジンチェックランプも着かず、それなりに走るところは、さすがはダメハツ・エンジン。
DOHCツインカムエンジンと言ってもダメハツエンジンは、大雑把な造りなんでしょうね。
代車で乗ったカプチーノの良さを改めて思い知らされました。


2011年6月3日 UP


END


       


「(C)chinashi」 【レポート中にちなしさん作成のアイコンをお借りしています】