ストーリアX4用F4タービンを搭載して
ラスト2基
今回の第5次改装のメインは、何と言ってもメーカー在庫2基の内1基が手に入ったストーリアX4用のF4タービンを搭載したことだと言っても過言でありません。
年初めにスタートした第4次改装も満足に終わらぬままYRV用の中古F4タービンが逝ってしまい自分にとっても予定外の出費の第5次改装でしたが、終わりよければ全て良しの満足行く結果を残せました。
目標としていた以上の望外の領域までこのタービンが仕事をしてくれました。
純正流用こそ王道
左が、YRV用で、右がX4用のF4タービンです。
同じ石川島播磨製のF4タービンで同じ大きさでありますが、搭載車種の基本排気量の違いのせいか中のタービンブレードの羽根の枚数が違います。
コペンに搭載されているF3タービンをベースとした社外タービンも経験しましたが、メーカー純正は、耐久性も考慮されているのでターボの載せ替えならやはり純正を流用した1クラス大きなタービンに載せ替えが王道でしょうね。
レッドゾーン
余談ですが、絶対的な早さはX4が上ですが、YRV用だと低速がスカですが、長いターボラグの後のドッカン度は、暴力的な加速感が有って個人的には好きでした。
X4には、それがほとんど無いのに速いのがちょっともの足りません。
5速レッドゾーンまでほぼ力が出ているのは、初めての経験です。
0−4にしてもMAXスピードにしてもコペンの排気量にあったX4用の方が羽根が少なくとも効率が良いのでしょうね。
思考錯誤の末
何年か前にF4を早くから搭載していたコペンに試乗させていただきましたが、低速がもう550ccのNAかと思うほどスカスカでしたが、ひとたびブーストがかかった時の圧倒感が忘れられず、ずっとF4に換装することをこれまで考えておりました。
しかし、ためらってきたのが試乗したコペンの余りの低速トルクの無さの印象でした。
試乗したコペンとMYコペ2号さんと比べてタービンの搭載方法も素人目で違いますし、きっとあのコペンは、施行したショップの腕が悪かったんでしょうね。

純正X4用・エキマニ
年初めの第4次改装時には、純正のX4エキマニがメーカー欠品で無かったため社外ステンレス製エキマニを装着しました。
以前の経験でエキマニの社外品は、耐久性がメチャクチャ悪いと判っていたんですが、案の定数カ月で逝ってしまいまいました。
バックオーダーをかけていた純正のエキマニが今回間に合ったので装着しました。
ちなみに高回転での効率は、社外製に軍配が上がりますが、低速トルクも考えたら結果的には、純正の方が断然よいです。
これもまた
「純正流用こそ王道」と言えるのではないでしょうか。
社外インタークーラー
コペン純正のF3タービン程度なら純正のインタークーラーで充分だと思いますが、タービンの容量が大きくなれば比例してインタークーラーも大きなモノの方が断然よいです。
当初は、YRV用のインタークーラー流用も考えていましたが、パイピング類の加工やスペースの問題でバンパー加工も必要となり私のこだわりである見た目純正のスタイルが崩れるため止む無くHKS製(画像:左)を購入し搭載しました。
パイピングキット
インタークーラー購入と一緒にパイピングもHKS製に交換しました。
社外F3タービン時代から高ブースト1.3をかけると純正のパイピングの継ぎ目からオイルが吹いているのが判っていたのでその対策としての交換です。
コペンのノーマルは、ブースト1.0前後で純正タービン自体の耐久性は、瞬間最大ブースト1.3と以前とある関係者からお聞きしていたので、パイピング類は社外品の方がまだましかと思った次第です。
装着して数カ月になりますが、継ぎ目からのオイル吹きは、ありません。
トータルバランス
インタークーラー単体だけならARC製なんでしょうが、パイピングキットとのトータルバランスを考えたらこの組み合わせで良かったと考えています。
HKS製は、そのまま純正エンジンカバーが使用できます。
COXダンパー予想以上の成果
謳い文句に弱い私
雑誌で「劇的な乗り心地の向上」的な記事に踊らされて瞬速・物欲で買ってしまったダンパーであります。
鈍い私でもいろんな意味で効果を体感できたボディ・補強パーツの一種であります。
一般的な速度域の乗り心地向上だけを望む方なら効果を体感しても定価7万円近いプライスには、たぶん満足しないかと思います。
人それぞれの感性の問題もあると思います。
予想外の効果
しかし、今回の第5次改装で一番予想外の効果をもたらした嬉しい誤算のパーツでありました。
自分でも体感出来た高速域での直進安定性の向上。
それによって反面デメリットも感じましたが、すぐに慣れました。
何よりも高速域での路面に対するボディの挙動が安定し、F4タービンのお陰で発生したパワーを確実に路面に伝えてくれました。
望外の未知の領域を体験出来て、ネットで書けない嬉しい誤算でありました。
燃費向上グッズ、14km/L台は上出来
何がダイレクトなの?
電装系の弱いMYコペ2号さんの一助になればと思い装着したダイレクトチャージであります。
理屈も判らず、春に発売されてからずっと気になっていたパーツでした。
これを装着したお陰か、通勤燃費が軽く1km/L以上向上してくれました。
毎回達成出来るかわかりませんが、F4タービン搭載で通勤燃費が14km/L台は、上出来であります。
クラッチワイヤー
7月末に5万km以上走っているMYコペ2号さんのクラッチワイヤーが逝ってしまい純正の新しいものに交換しました。
交換後、クラッチペダルが思いのほか軽くなりシフトチェンジが今まで以上にしやすくなったせいか、この後冷夏とは言えエアコン使用での夏場の燃費が向上し始めました。
クラッチワイヤーもある意味燃費向上グッズだと実感しました。

プチ・物欲
速さと燃費の両立に加え、安全性(?)と快適性も欠かせません。
特にGPSのスピードメーターは、とっても有効でした。
第6次改装は?
ブレーキ
速さを手に入れたらやはりストッピング・パワーの向上が必要でしょうね。
ブレーキパッドやブレーキホースなどは、ずでに純正以上のモノに付け替えていますが、純正ローターがだいぶヘタって来ています。
ブレンボが理想でしょうが、コペンに合うようなのが無いのでとある車種の純正15インチキャリパー流用を検討中であります。
足回り
今回の改装で、COXダンバー効果により車体の安定が最高速度域の向上に繋がったので、そろそろ車高調の足回りも必要かと思い始めました。
4年前にMTに乗り換えた際に車高調整でない足回りに交換していますが、そろそろ交換時期かと考えております。
車高調整により最低地上高まで下げることでもう少し安定感が増さないかと愚考しております。
MYコペ2号さん、いったいお馬さんが何頭いるんでしょうね?(笑)
THE END


2009.09.27.UP



       



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